@article{oai:ipnu.repo.nii.ac.jp:00000283, author = {小林, 宏光}, journal = {石川看護雑誌, Ishikawa Journal of Nursing}, month = {Mar}, note = {ケリーパッドはベッド上での洗髪に用いられる器具である.日本で出版されているほとんどの看護技術の教科書で,このパッドを用いた洗髪方法が紹介されている.ケリーパッドは19 世紀のアメリカにおいて,ジョンズ・ホプキンス大学の教授で外科・婦人科医であったハワード A. ケリーによって発明された.日本と異なり,海外の医学辞書や教科書では洗髪器具としてケリーパッドが紹介されることはほとんどない.海外でも医療器具としてケリーパッドが販売されているが,洗髪用ではなく,分娩後異常出血(Postpartum Hemorrhage)を管理するための器具であると説明されている.ケリーパッドが大正初期の我が国に伝わった際にも,洗髪用具ではなく産科もしくは外科手術用として紹介されていた.現在,米国ではケリーパッドは外科・産科用としても洗髪用としても用いられていない.一方インドではケリーパッドが広く用いられており,洗髪にも用いられるが,どちらかというと外科・助産用品としての利用の方が主である.ケリーパッドを専ら洗髪用具と認識しているのは日本だけであり,ケリーパッドを用いた洗髪はわが国独自の看護技術であるといえる.}, pages = {101--107}, title = {(資料)ケリーパッドの歴史と由来}, volume = {16}, year = {2019}, yomi = {コバヤシ, ヒロミツ} }