@article{oai:ipnu.repo.nii.ac.jp:00000146, author = {牧野, 智恵}, journal = {石川看護雑誌, Ishikawa Journal of Nursing}, month = {Mar}, note = {本稿の目的は,これまで報告されているがん体験者や難治性疾患患者に関する著書や研究を手がかりに,V.E.フランクルのいう価値実現の可能性について論じることである.V.E.フランクルは,避けることのできない苦悩であっても,その窮境に対してとる人間の態度によって,その苦悩を人間的な業績へと変化させうると考えた.そして,人生の意味についての問いの観点変更が行われるならば,三つの仕方で自ずと意味が見いだされうるとしている.本稿では「創造価値」「体験価値」「態度価値」について事例を用いて論じ,終末期という状況においても「態度価値」という最高の業績を成し遂げるチャンスがあるということについて考察した.患者にとって最も身近にいる看護師が,人間には苦悩を業績へと転換する価値可能性を持っているのだということを信じて患者に関わることで,患者の態度価値実現への手助けができるだけでなく,看護師自身が患者への支援の意味を見いだすことができるのではないかと考える.(著者抄録)}, pages = {141--150}, title = {病いを生きる人間の価値実現に関する考察 V.E.フランクル理論における「三つの価値」に焦点を当てて}, volume = {9}, year = {2012}, yomi = {マキノ, トモエ} }