@article{oai:ipnu.repo.nii.ac.jp:00000120, author = {牧野, 智恵}, journal = {石川看護雑誌, Ishikawa Journal of Nursing}, month = {Mar}, note = {V.E.フランクルは,避けることのできない苦悩であっても,その窮境に対してとる人間の態度によって,その苦悩を人間的な業績へと変化させうると考え,その考えをもとに,ロゴセラピーを創始し絶望を勝利に転換させる方法を示している.このフランクル理論は,不治の病に罹患した患者や死を意識せざるを得ない終末期の状況でも,「意味」を見いだすという視点で有効といわれている.しかし,「意味への意志」とはどのようなものかについて詳細に解明しようとした報告はない.本稿の目的は,フランクルの基本的立場である「意味への意志」とはどのような態度であるのかについて検討することである.本稿では,「意味への意志」と「快楽の意志」「力への意志」の違い,健康・長寿への志向と「意味への意志」の関係について論じ,意味を追求することによって逆に「意味への意志」は得られないことについて論じた.つまり,不治の病の中で「意味」について意識させることでなく,患者が「今,ここで」の自分以外の大切なことがらへの没頭に向けて関わりを持つことが,結果として「意味」に向けた看護であることが示唆された。(著者抄録)}, pages = {117--126}, title = {V.E.フランクル理論における病の中の苦悩の意味の検討 「意味への意志」に焦点を当てて}, volume = {8}, year = {2011}, yomi = {マキノ, トモエ} }